生実郷絵図  1758(宝暦8)年5月   (大巌寺町 小池正史家所蔵)
本図は生実郷絵図のように「朱印」「境内」の区別はなく、田畑芝地など土地の地目区分に
重点がおかれている。下門前の道の奥に境内境の門があり、下馬札と高札がみえる。
また上門前の道にも門と下馬札がみえ、高札は門前の東端にみえる。この当時は大巌寺
山門は桜門でないようである。西側の芝地にみえる塚の上の木は、通称「物見の松」に
相当する。黒丸印は塚で東西の畑に認められる。神社は朱色で描かれ、下門前(鷲宮)
と中門前に各1社、村の北端に1社みえる。

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